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天蓋領域との壮絶かつ困難なバトルの話は俺の中で整理がついた時にでもゆっくり 語ろうと思う…… 。 季節は三度目の桜がまるで流氷を漂うクリオネの姿で舞う光景を見ながら、 俺はシーシュポスの苦痛を3年間も続けたんだなという感慨にふけり、後ろを 振り返った。 北高に入り、ハルヒと対面したあの日が走馬灯のようによみがえってくる。 思えば「宇宙人、未来人、…… 」あの言葉を聞いた瞬間から俺は夢のような時を 過ごしてきたんだなとも思う。 まさに光陰矢のごとし、カマドウマにも五分の魂ってやつか…… 。 そんなこんなで今日は朝比奈さんの卒業式当日。 もちろん鶴屋さんもその満面に笑みを称え、卒業生の輪の中にいた。 「安定していますね、まさに一般人に戻ってしまった涼宮さんそのものですね。 あっ、それと僕の能力も消えてしまいました」 顔が近すぎるんだよ、古泉、あいも変わらずなぜそんなにくっついて話す 必要があるんだ? 「情報統合思念体も二次的なフレアの原因は涼宮ハルヒという生命体が持つ 内部の自己矛盾から開放されたと推測している。わたしの役目も終わりに 近づいているのかもしれない」 寂しそうな笑顔を向ける長門…… 寂しそうな笑顔? 長門、お前はいつから そんな感情を露にした表情ができるようになったんだ…… 。 「観察が終わればわたしはここから去らねばならない…… 」 その神のごとき能力を失ったハルヒは泣きじゃくる朝比奈さんと大笑いしている 鶴屋さんの真ん中で大いにはしゃいでいた。 卒業式の余興にあのバニーのコスプレでどうやら「GOD KNOWS」を 歌うらしいのだ。 もちろんSOS団内に結成したENOZⅡというバンド名なのはいうまでもない。 はしゃいでいるハルヒを俺はずっと目で追っていた。相変わらずハイテンション なハルヒ、昨日まで世界はお前を中心に回っていたといっても過言じゃないんだぜ! あの日を境にな、あの日を境にお前の能力が失われていることに気づいたのは つい最近なんだ、だが俺はなぜかほっとしている。これで、お前を、ちゃんと真正面から 見ることができるんだ。 不思議から開放されることが、いやもう二度とあの世界へは戻れないんだと してもだ、俺は心からハルヒ、お前が普通でいてくれることをありがたく思うよ。 この世界の創造主なんて役目はかわいい女の子には荷が重過ぎるだろ、違うか!? なんたって神様好きになっちゃバチが中るってもんさ、 卒業まで一年俺はこう思ってるんだ。不思議じゃない高校生活もきっといいもんだぜ…… 。 ハルヒ、告白しちゃいけないか、手をつないじゃいけないか、デートしちゃいけないか? この世界にたった一つ不思議があるとしたらめぐり合った奇跡じゃないのか? 「ハルヒ…… 俺は…… お前を…… アイシテル…… 」 了
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「ただの人間には興味ありません。 この中に宇宙人・未来人・異世界人・超能力者がいたら あたしのところへ来なさい。 以上!」 【巨大ハルヒ】 谷川流のライトノベル『涼宮ハルヒシリーズ』のヒロイン。「すずみや-」。 容姿端麗、才色兼備、頭脳明晰、文武両道と、見た目や能力だけなら欠点の付けようがない女子高生だが、 その人格は唯我独尊、傍若無人でとてつもなく破天荒。 普通と退屈を極度に嫌い、とにかく既存の枠組みに縛られない行動を起こす。 そんな突拍子もない性格だが、実は非常に理知的であり、理解した上で敢えて理不尽な振る舞いをしている。 こういう非常にハタ迷惑な内面のおかげで、周囲からは近寄りがたい存在と思われ孤立していた。 ちなみに冒頭の「 宇宙人 ・ 未来人 ・異世界人・ 超能力者 が~」は高校入学初日の自己紹介での台詞。 実際、ハルヒのお眼鏡に適う相手以外はまったく相手にしようとしないが、 興味を抱いたり、馬が合う相手は大事にするという面倒見の良い面もある。 また、見ず知らずの他人に同情して代役になる事を提案した事もある。 時と場合によってはちゃんと礼儀正しい態度を取る事もあり、常識と非常識を併せ持つキャラと言える。 つまらない世界を変えるために高校でサークル「SOS団(世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団)」を立ち上げて団長に君臨し、 ヒロインであるにも拘らず主人公(キョン)達を振り回すトラブルメーカー的存在。 彼女の起こした問題を他のSOS団メンバー達が解決するのが常となっている。 初期の頃は朝比奈みくるを利用して、 ヤクザ顔負けの自作自演の罠で恐喝する事でSOS団に欲しいものを強奪する(パソコン部の最新のパソコンをタダで強奪した)など、 ギャグにしてもクスリとも笑えない事もしていたが、後の作品では上記のように破天荒ではあるものの、 最低限の礼節とTPOはある程度弁えられるキャラになっていった。 破天荒な行動の原因は昔の思い出にあり、その時感じた不満が作中では「憂鬱」と表現されている。 性格の変化はこの時感じた不満が解消され始めてきているため。 + その正体、といっても彼女自身は知らない事 その正体は「涼宮ハルヒの憂鬱」世界の神(かそれに近い存在)。 原作ではまだ正しい正体は明らかになってはいないのだが、世界は彼女が三年前に創造したという見解があり、有力な説の一つ。 本来は一巻完結で続編予定の無かった作品なので、当初はこれが真実だったのだと思われる。 + だって一巻は…… 『涼宮ハルヒの憂鬱』というタイトルから分かるように、 思春期の女の子(ハルヒ)の憂鬱(葛藤ややり切れない気持ち)を描いた作品だったのである。 特別な事を諦めてしまってそれでもそれなりに楽しくやっている少年(キョン)が、 特別な事を本当は諦めているのにそれを追い求めずにはいられない少女を、 その突飛な行動に振り回されながらどこかその気持ちに共感しつつ、 周りに呆れられる事も厭わずに大胆に行動する様子を羨ましく思いつつ見つめるという筋書きに、 その実、何か特別な存在になりたいと願っていた少女はこの世の神だったというとんでもない真実が明かされ、 その精神世界を垣間見る事で彼女の苦しみを知り、特別な事など何もない世界を崩壊させようとするハルヒに、 キョンが元の世界(特別でない日常)も面白いんだと教えてやる事で結末を迎えるのである。 自分が作った団体に無意識の内にSOS(救援信号)の名前を付けるなど作品のテーマを表す仕掛けも多く見られる。 特別とは大勢の中のたった一人に与えれられるものではなく、個人一人一人に存在しているものだというメッセージが伝わる名作である。 現在は続編が語られる事でSFの要素が強くなっているが、仄かに垣間見られる恋心も合わせ優れた作品に仕上がっていると言えるだろう。 ……が、現在は様々な説が作中で提起されている。 自分が心の底から望んだ事をあらゆる法則をねじ曲げ実現する世界改変の能力を持つ。 だが実際の所この能力の正体は不明であり、「ハルヒが望んだ事が実現する」のではなく「ハルヒは望んだ事を無意識の内に叶えている」が正しい。 上記の説が正しいとするならば世界はハルヒの見ている夢のようなものという事になるので、その夢を自覚されると世界が崩壊しかねない。 現実を改変するというより「現実」はハルヒが作るものなのである。 この説を(当初は)裏付けるように彼女には世界を破壊し創造する能力がある。 ハルヒが世界を失敗作だと思えば神人と呼ばれる青い巨人が現れて世界を破壊し尽くしてしまう。 この巨人はハルヒの精神状態を反映したもので主にイライラが具現化したものだとされる。 様々な法則の範囲内でしか行えない長門有希の情報操作能力と違い、 法則・ルール自体を書き換えてしまうという正に反則的な能力と言える。 ただし、たまたまそういう能力を持っているだけであって、ハルヒ自身の身体能力等は常人よりは優れている程度である。 宇宙人・未来人・超能力者が彼女の側にいるのは、彼女がそう望んだため。 そんな状況下にあっても世界がおおむね現実的で平穏なのは、 彼女の芯である理知的で常識人の部分が「世の中に非現実なものはない」と理解している(思い込んでいる)ためである。 もっとも、彼女自身はこの事を知らず、もちろん全くコントロールできない。 そのため、また、それでなくとも普段の言動にインパクトがあり十分に個性的という事もあり、 二次創作などにおいては、「ハルヒ自身の能力」と認識されていない事も多い。 また、本人が自覚していない事に加えて、SOS団メンバー達はそれを自覚させないように秘密裏に行動している事もあって、 作中では異変が起こっても解決の場から遠ざけられてしまう事が多く、ハルヒだけが蚊帳の外状態になる事がとても多い。 中心人物なのだが、ハルヒだけが平穏で周囲は大騒動という正に台風みたいな扱いをされている。 おかげで事件解決の直接的な功労者である長門に人気を食われていたりするが、それでもヒロイン(笑)扱いされる事が無いのは流石と言える。 むしろラスボス兼主人公と認識されている節さえある。 知らず知らずの内に世界を改変してしまったりするため、どこまでがハルヒの能力なのかという事でしばしば議論が起こったりする。 異変が無い日常的な回でも出番が全く無かった事もあったが 後述するMUGENのハルヒ達もその能力を積極的に生かす事は無いようだ。 もっともこの能力、再現しても不利な時に相手をMUGENごと終了できるレベルなので、 ある意味しょうがない、とも言える。神の能力だし。 というか、元々彼女が創造した世界でないMUGEN界でそれが適用されるのかがそもそも疑問である。 が、別作品を含めるとこの手の願望を実現化する能力や現実改変能力を持つ人は結構いたりする (この人とかこの人とか。この界隈だと中堅上位程度のキャラは標準装備)。 人気作のヒロインであるため支持するファンも多いのだが、一方で、上述した賛否両論が分かれる性格(特に初期の)故に、 彼女に難色を示す人も多く、ニコニコニュースが行った悪役以外で嫌いなアニメキャラのアンケートでは二位に輝いている。 ちなみに他のトップ3だが、一位はハルヒと大体同じ理由だがソレに加えて主人公や他のヒロインへの暴力など猟奇性が目立ち、 三位は人の話を聞かずに突っ走る割に好きな人の前ではうじうじし過ぎ等の意見があり、ハルヒと似通った要素とヤバさを持っている。 ハルヒはその独特の作風やキャラ性から高い人気を博し「現実改変能力者の代名詞」のように言われる事もあるが、 実の所こういった「全能の力を有しながら、モラルのセンスの全く欠如した“子供”のような“神”の支配する世界」 というプロットはずっと古くから存在する。 古典SF・ホラー・ファンタジーの世界ではお馴染みの『トワイライト・ゾーン(TWILIGHT ZONE)』では、 「It's a Good Life(邦題:日々是好日)」というエピソードにおいて、 ハルヒ同様の能力を持つが自制心と倫理観の欠如した「アンソニー」という名の少年を描いている。 何でも思い通りにできる能力を持ち、それを好き勝手に行使できる存在がいたとしたら、全宇宙が迷惑するのは至極当たり前の事だろう。 現実の宗教において神が人から崇められているのは神様が人前に姿を現わさないからである事をよく考えるべきである。 ある意味では創作物の主人公を考えるに当たって最も参考になる反面教師であるので、 これからヒーローやヒロインを考え出そうとしている作家の方々は、ハルヒというキャラクターを今一度見直してみてはいかがだろうか。 また、ラノベ界三大ツンデレの一人とも呼ばれ(他二人は『灼眼のシャナ』のシャナ、『ゼロの使い魔』のルイズ)、 ツンデレキャラとして認識されている事が多いが、実際の比率はツン9:デレ1くらい、 しかもデレと言うほどデレていないというツンデレを安売りしないヒロインだったりする。 と言うか、本当にツンデレなのか怪しい所もあるが、この手のカテゴライズによくある事なので深く追求してはいけない。 + 『ハルヒちゃん』版のハルヒについて スピンオフ作品『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』では原作以上に皆(特にキョンとみくる)を振り回しているが、 その様子から原作者である谷川流氏に「ハルヒよりもハルヒっぽい」とまで言われている。 一方で、キョン不在時に長門やみくるが暴走しているときは止め役やツッコミ役に回っており、「根は常識人」という設定も上手く活かされている。 また、ある話においてはキョンはおろか、原作では口答えしない長門、みくる、古泉にまでマジギレされて心を折られた。 キョンに対してはやはりそれなりの想いがあるらしく、キョンがとある理由から古泉に「好きだ」と言った際は倒れてしまった。 その際に「特大」の閉鎖空間ができた模様、しかも長門曰く「かろうじて涼宮ハルヒの理性が勝ったが世界の終わりも十分ありえた」との事。 因みに後々キョンがバニーになった時にはこれ以上の「過去最大」の閉鎖空間ができたらしい。 またこの作品では閉鎖空間ができる頻度がかなり多く、酷い時は一日で三回 (蝋燭の火を不可思議な力で消すのに挑戦して500回失敗、その行動が無駄な事に気付いた、プリンが買えなかった)と機関(主に古泉)を疲労させている。 また神人も個性豊かであり、ヒーロー物の悪役のように喋りだす奴や、 スピンオフ短編「古泉一樹の過去」では神人の撃破にやってきた超能力者を狙う神人というのも登場している。 無意識に現実改変を行う頻度も高く、月に超科学力を持った兎が出現したり、 谷口が鬼や狼男になってしまったり、格闘ゲームが音声入力可能になったりしている。 また、キョンが冗談で「母さん」と呼んだ時、酷く動揺した上に「だったらお前は父さんだ!」と叫んでいるなど、原作よりもデレの割合が強い。 そしてある回では古泉の陰謀でキョンと1日デートする羽目になり、お互いに精神的に深いダメージを受ける事になった。 …その次の回では、キョンと一緒にいた所を「カップルですか?」と言われて「「違います」」と2人して即答する。 もう夫婦の領域じゃないのかとか言わない。 同作アニメ版のOPテーマ「いままでのあらすじ」ではキョンに対してテンプレなツンデレとなったハルヒを見る事が出来る。 + 『長門有希ちゃん』版のハルヒについて ハルヒちゃんのスピンオフ作品『長門有希ちゃんの消失』では第一巻の終盤回想シーンから登場。 文芸部廃部の危機に動揺する長門の前に現れ、初対面の彼女に「サンタへのメッセージ」を描かせる傍若無人ぶりを見せる。 しかし、長門はその貪欲な姿勢に背中を押されており、結果的に文芸部存続の立役者となった。 その後、クリスマス深夜に公園で野宿を敢行。凍死しかけていた所を長門とキョンに救助され、彼らと交流を始める。 以降は他校生にも拘らず「北高文芸部ミステリー部門本部長」を名乗って、文芸部に入り浸っている。 超常現象の存在しない本作ではハルヒも神ならぬ「普通の人間」に過ぎないため、部内での扱いは割とぞんざい。 他校生なので登場しない話も多く、最重要エピソードの『長門有希ちゃんの消失』編でも殆ど登場しなかった。 キョンに対する好意を持っていたようだが片思いに終わり、長門とキョンの恋の成就を苦笑いしながら見守っている。 結果、スピンオフとはいえサブヒロインに先を越された稀有なメインヒロインとなってしまった ただし、ハルヒ自身は原作よりも空気が読める性格になっており、要所で他人への気遣いを見せるイイ女となっている。 また、原作ではあまり絡まなかった朝倉涼子と仲が良く、朝倉が暴走した時はハルヒがツッコミ役に回る珍しい姿が見れる。 ちなみに中国語圏内では「涼宮春日」と書かれる。間違っても「ハルヒ」を「かすが」とは言わない。 また、北京オリンピックのパンフレットに彼女を真似たと思われるあまりにも出来の悪いパチモンが描かれた事があり、 そちらはネット界隈では涼宮哈爾濱、もしくはハルビン等と呼ばれている。 また、第一話で彼女が提示した宇宙人・未来人・異世界人・超能力者の内、 異世界人だけが登場してないため、谷口や鶴屋さんなどの脇役が実は異世界人だったというIFストーリーが書かれたり、 他の作品のキャラクターを異世界人として登場させたり、幻想入りをはじめ自ら異世界へ旅立つ等の方法で、 同人誌やSSやニコニコ動画のMAD等で二次創作が多く作られている。 前期に述べた非現実的なものは信じない設定があまり知られてないのか投げ捨てられているのか、 妖怪や英霊(サーヴァント)を召喚したり、吸血鬼や魔法少女と戦う作品もある。 有名なものでは『ゾイド』の漫画版で知られる上山道郎氏がドラえもんを題材とした漫画『のび太の終わらない夏休み』を描いている。 公式でもDMM GAMESにて配信中のエロソシャゲ『神姫PROJECT』ともコラボ(ただしエロNG)。 2018年のゴールデンウィーク期間中、ニコニコ動画では『涼宮ハルヒの憂鬱』の無料配信があったのだが、 その際、「団長」繋がりかハルヒが何かやらかす度に「何やってんだよ団長!」のコメが飛び交う事態となった。 MUGENにおける涼宮ハルヒ MUGENでの彼女の技も、上記の設定や劇中のネタを生かしたものになっている。 チョイヤー氏と汚レ猫(現・にゃんちゃ)の2種類が確認されており、どちらも手描き改変ドット。 一時期両者共に入手不可能となっていたが、にゃんちゃ氏のものは2018年5月に再公開された。 また、2017年12月26日よりゆ~とはる氏がチョイヤー氏のものの改変版を公開していたのだが、現在は公開を停止している。 + チョイヤー氏製作 チョイヤー氏製作 氏のホームページが閉鎖したため現在入手不可。 また、このハルヒを基にした改変版も存在する(後述)。 立ち絵や通常技などは『MELTY BLOOD』に登場する複数の女性キャラのドットをベースにしている (立ちニュートラルがアルクェイド、ダッシュがシオン、遠立ち強攻撃がシエル、ジャンプ強攻撃が秋葉、しゃがみ弱攻撃がさつき…など)。 AIは程良い強さ。対人用か対AI用の2タイプに設定可能。ストライカーとして長門、みくるの他に、 こなた( 声優繋がり )や他社のラノベキャラ( 絵師繋がり )を呼び出してたり、 桜高軽音部のみんな(京アニ繋がり)と「God knows...」を演奏したり、どこぞの元傭兵みたいな必殺技を披露したりする。 ちなみに元傭兵風の技は更新でブリス技に。つまり部室内で相手に無理やりコスプレさせている事が判明した(要するに原作でみくるにしたアレである)。 どこぞの元傭兵とは違うのだよ! また上記の涼宮ハルビンをバイトとして雇ってもいる。なお、ハルビンの声は『はぴねす!』の神坂春姫(演 榊原ゆい)である。 イントロや勝利ポーズで様々なコスプレを披露してくれるので、視聴者の目を楽しませてくれる。 ブリス技をはじめとした、特殊やられにも対応している。 脱衣KOをオンにしていると下着も脱げてしまう(靴下は残る)ため動画作成の際は必ずオフにしておくように。 また、おもらしKOなんてのもあり黄色い液体も出る。当然、動画作成では必ずオフにしておくように。 また、かつてはsff切り替えで勝利時の変身やミッドナイトブリスを全裸にする事もできたが、2010年7月24日の更新で廃止された。 2011年6月30日の更新で新MUGENの勝利デモに対応、ライブ アライブに専用ゲージがついた。潰されるとそれまで溜めていたゲージを全て消費する仕様に。 2013年1月31日の更新でゆ~とはる氏のマミヤの「さようなら」、同氏の縁寿のメタ返しに対応。新MUGENでの勝利セリフも増えた。 そして、通常投げからの追加入力やショウリュウメガホンからの追加入力で額に肉の人のフェイバリットホールドも習得。 2月24日の更新ではSOSアタックでブリスやられを表示するようになった。 新MUGENでは『haruhi.def』、WinMugenでは『haruhi_win.def』と登録すれば両方のバージョンで使用できる。 間違って新MUGEN用のdefをWinMugenで使うとブリスやられが表示されず、キャラが点滅したり消えてしまう。 3月10日の更新ではジェダ・ドーマのサングェ・パッサーレに対応したが、ぽろりしているため動画に使うのは厳禁なので注意。 ちなみにチョイヤー氏はハルヒより他社のラノベキャラの方が好きらしい。 是非とも製作して頂きたかったがキャラ愛のあまり製作に至れなかったのだとか。 そのあおりを受けてか、更新でフレイムヘイズ召喚の性能が大幅にアッパー調整され、召喚中はハルヒが無敵状態になるように変更された。 以前のバージョンでは召喚してからシャナが登場するまでにかなりのタイムラグがあったため潰されやすい技だったのだが、 現在は先述の通り無敵時間がついたためほぼ潰される事は無く、さらにシャナは相手の位置をサーチして突っ込んでくるため回避は困難。 しかもガード不能でダウン追い打ち属性まで付いている。これを1ゲージ消費で呼べるのだから、フレイムヘイズの面目躍如である。 遠距離戦主体のキャラと戦わせると、ひたすらゲージを溜めてシャナを呼びまくるというどっちがメインのキャラだか分からない事態に陥る事も。 これじゃ「あたしに力を貸して!」じゃなくて「あたしの代わりに戦って!」だよ。 もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな 召喚の際にメロンパンを掲げるのだが、畳やコートと違ってメロンパンの錬金術師と呼ばれる事はなかった。 カラーパレットも豊富で声優ネタやラノベ繋がり、中にはハルヒをパロディしたゲーム(R-18)のキャラクターになり、 デフォルトのカラーも下着の色違いが3種類(白・橙・ミント)入っている拘りよう。 黒or金一色になるカラーもあるが性能面に違いはない。 余談だがアニメ版の『らき☆すた』では飲料水のCMでハルヒがゲスト出演してたり、 アルバイトでこなたがハルヒのモノマネを披露したり自室にみくるのフィギュアが飾られている等ハルヒ絡みのネタが多く、 それを意識してかハルヒ達が『らき☆すた』のキャラクターっぽくなるカラーもある。 長門は声繋がりで岩埼みなみ、みくるは作中で彼女のコスプレをしていたパティ、 ハルヒは黄色いリボンという共通点から柊つかさの配色になる。ちなみに、こなたは髪の色が原作寄りになっている。 T's氏と柊竹梅氏もいくつか製作している。 ストーリー動画にも多く登場ているが、何故かそれ以上におっぱい関連の大会への出場が多い。 上記のけしからん要素のせいであろうか 一応、健全な大会では人間弾幕チームとして春日舞織やキャプテンコマンドーと組んだり、 薫やこなたとCV平野チームを組んだり、SOS団として大将を務める事が多い。 ちなみにタクアン和尚との専用イントロもある。 + 汚レ猫(現・にゃんちゃ)氏製作 汚レ猫(現・にゃんちゃ)氏製作 一時期公開終了していたが、2018年5月に再公開された。 やはり『MELTY BLOOD』の女性キャラのドットをベースにしている。 システムも『MB』に近付けてあり、アークドライブとアナザーアークドライブも実装されているが、ラストアークは未搭載のまま製作終了。 同氏の製作した他のキャラにもストライカーとして搭載されている。 + ゆ~とはる氏製作 ゆ~とはる氏製作 2017年12月26日公開。 チョイヤー氏製作のハルヒを氏の了承で改変したもので、正式名称は「超改変版・涼宮ハルヒ」。 試合開始前に「A」or「B」のどちらかのモードを選択可能で、 「Aモード」がオリジナル版のチョイヤー氏準拠、「Bモード」がゆ~とはる氏独自のアレンジ版となっている。ちなみにデフォルト状態は「Bモード」。 残念ながら、現在は公開を停止している。 超改変版というだけあって、とてつもない量の追加要素がある。 長門、みくる、こなた、シャナ等の各ストライカーにクライマックスアーツが搭載、ライブアライブのアンコール発動(追加入力)、 放課後ティータイムの楽曲追加等のオリジナルからある技のほとんどが何等かの追加・変更がある。 他に、閉鎖空間(ハルヒと佐々木の2種類)の搭載、古泉の超能力、キョンや朝比奈みくる(大)によるアシスト、 宇宙人・未来人・超能力者を次々と呼び出す技「ただの人間には興味ありません」、 条件が揃うと発動可能になる自爆技「涼宮ハルヒの消失」等ハルヒならではの追加要素も充実。 さらに原作小説の最新刊である『涼宮ハルヒの驚愕(後)』までの要素が搭載されており、 ヤスミや佐々木、藤原、周防九曜、橘京子等の対極者達の演出も搭載されている。 システムは電撃文庫 FIGHTING CLIMAX仕様となっており、メタ世界(閉鎖空間)、援軍(古泉召喚)、 北斗七星ゲージ(一撃必殺技)等他ゲームの要素も多い。 特筆すべき点は何と言っても、莫大な数の特殊やられ対応技を搭載している事であろうか。 謎ジャム、王家の裁き、メタ返し他、既存の特殊やられが各種ボタンで次々と表示できる技もある。 簡易的な特殊やられチェッカーにも使えるという氏の宣言通り、大体の特殊やられ対応が手軽に確認できる。 既存の特殊やられの他、バットでホームランされ画面奥に吹っ飛んで星になったり、ライブのアンコール演出で好きな楽曲を演奏する技、 スーパーロボット大戦風の戦闘演出他多数のハルヒ独自の特殊やられ対応も充実している。 イントロ開始時に相手によってSOS団の面々が反応?する「遭遇システム」というものが搭載されており、 これが表示されると特殊なメッセージと共にパワーゲージがほんの少し増える。 その種類はざっと確認しても非常に多く、宇宙人、未来人、超能力者はもちろん、スタンド、気や念使用者、ネスツの改造・クローン人間、 警察、プリキュアやペルソナ使い、はたまた「ジャンプ力ぅ…」等のネタもあり、とても探しきれない程。 AIは「Aモード」のみ対応で改変元の仕様そのままであり、「Bモード」は未搭載となっている。 なお外部AIに関しては「Bモード」のみ受け付けており「Aモード」については不可となっていたが、 後にチョイヤー氏御本人からOKが出たので両モードで可能となった。 特殊やられや演出が豪華になった事でデータ容量も倍以上に重くなっている点に注意。 余談だが、涼宮ハルヒの消失が発生した日と同じ12月18日頃からハルヒの公開日までゆ~とはる氏のサイトがその名の通り消失していた模様。 出場大会 + 一覧 シングル 第4回トーナメント AI付きシングル戦 ドキッ!女だらけのMUGEN大会 クィーンオブファイターズFINAL ( ^ω^)-ニコ動史上最低トーナメントVI- 最強のおっぱい決定戦 エミヤ主催トーナメント 夢幻界統一トーナメント【実況】 ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】 早擊勝負!!LIFE只有1的死鬥大會 狭い部屋で人間弾幕!トーナメント ラノベシングルトーナメント オールスターゲージ増々トーナメント 画質良くないけど、夏だから女64名あちゅまれ☆トーナメント MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 版権オリジナルキャラクタートーナメント ミニ☆ミニ☆大作戦 総勢256名☆燃えて萌えるヒロインズトーナメント MUGEN祭 並盛りシングルトーナメント 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント タッグ 高校生キャラ大会 自分でもタッグトーナメント組んでみた 同じ中の人タッグトーナメント (多分)初心者が作ってみたトーナメント2 第2回ベストカップル決定戦 仲良し杯 男女ペアタッグバトル大会V2 タッグトーナメントRS Anime&Comic VS. タッグトーナメント ゲージMAXタッグトーナメント【ゲジマユ2】 夏休みだよ!大MUGEN学生杯 ペット大好き!?名トレーナー決定トーナメント 源流斎マキタッグトーナメント アンノーン主催FINALバトルロワイアル 新生男女タッグトーナメント【ロリ】 MUGEN FANTASY タッグトーナメント 沒主題比武小會 オリキャラ&版権キャラでタッグトーナメント タタリフェスティバルッ!! 皆が見たいと思った男女タッグで大会 萌属性別女子二人杯 ラノベっぽい何かでタッグトーナメント 同級生という名のタッグリーグ戦 戦いごとにルールが変わる!!高性能タッグ大会 ゲージ増々タッグトーナメント mugenオールスター?タッグファイト 勇次郎さんとタッグ組むことになってみすずちん、ぴんち! 友情の属性タッグトーナメント MUGEN祭 並盛りタッグトーナメント 友情の属性タッグサバイバル チーム 第2回ニコニコチームトーナメント はい、三人組作ってトーナメント 4人チームトーナメント オロチフルボッコ杯 作品別Ultimateトーナメント MUGENカテゴリトーナメント うp主処女作杯 in MUGEN ネタかリアルか?シッショートーナメント Anime VS. トーナメント 好きなキャラだけでトーナメント トゥエルヴと互角以上 チームバトル ACG主題作品別MUGEN大會 作品別グランプリ 無茶?無謀?第5弾 『成長+大貧民』 24チーム・96人・ランセレ・特殊能力・サバイバルな大会 初心者による試作の為のトーナメント Mametang式、特に変わり映えしないチームバトル 神無の陣 種族別3VS3チームバトル【ポンコツ杯】 陣取り合戦TAG 無縁塚トーナメント ベル主催!栄光のぽっこーん3VS3チームバトル【ポンコツ杯2】 影慶主催愾慄流良調整大武会 新春テーマ別チームバトル2013 新春テーマ別チームバトルF その他 最弱女王決定戦 はい、10人組作って運動会 セルハラ訴訟勝訴争奪男女対抗団体戦 はい、X人組作って運動会 はい、○人組作って運動会 【新機軸】空気読めない奴は汚ねえ花火だぜリーグ【作品別】 秋のおっぱい祭り【貧乳VS豊乳】 大体ランセレ 博麗霊夢争奪戦 全員集合ランセレパーティバトル 霊夢争奪戦第二幕 ストーリー動画対抗ッ!体育祭 戦いごとにルールが変わる!!高性能タッグ大会 仲間がいると死ぬトーナメント コミュニティー争奪祭~番長格付Festival~【番格FES】 ランセレパーティバトル デビルサマナー決定戦 手書きキャラonlyトーナメント 版権VSオリジナル 交代制作品別トーナメント 閣下主催!クロス×フェスティバル ニコニコRPGMUGEN杯 ランダムカラー シングル&タッグ戦 打倒剣帝!無差別級大会 ほこ×たて杯 最強の男たちVS最強の女たち 特大合コン再び!! パラ×ハル杯裏 新生男性軍VS新生女性軍 史上最大級 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍 【おっぱい】ちょっとエッチな涼宮ハルヒの格闘大会【パンツ】 ニコニコオールスター・タッグトーナメント 更新停止中 究極のMUGENタッグ編 男女ペア頂上対決!バトルシティトーナメント クィーンオブファイターズ2009 適当に共通項男女タッグトーナメント 【最強から】主人公番付バトル【最弱まで】 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第五章 ハルヒは放心状態、長門は朝倉と交戦中、朝比奈さんはハルヒの横で気絶している、古泉は神人と交戦中、俺にいたってはハルヒのいる病院の中で立ち尽くしてい。 不運と言うものは続くもので、ボロボロに破壊されたドアから人影が見えた。 見覚えのあるおとなしそうな生徒会書記担当、黄緑江美里だ。しかもその手には血のついた日本刀…え?日本刀? 今度は黄緑さんがエラーか?しかも血がついてるってことは誰かを殺したてきたと言うことなのだろうか。 長門は朝倉と交戦中である、よって黄緑さんに抵抗できる人間はいない、ここにいるのは俺とハルヒと朝比奈さんだけなのだ。 ここまでかと思ったそのとき、またドアの奥から人影が見えたと思った瞬間である、人影がすごいスピードで黄緑さんに近づき持っていた薙刀で黄緑さんの体を真っ二つにした、そしてポケットからビンを取り出し中に入っていた液体を真っ二つになった黄緑さんにかけた、すると黄緑さんは塩をかけられたナメクジの様に縮み消滅した。 そして黄緑さんを切り殺した人物に俺はとてもびっくりした。 なんと久々の朝比奈さん(大)である。俺はハルヒや朝比奈さん(小)の前に現れていいのかという疑問の前に朝比奈さんの身体能力に驚いていた。 アホみたいに口をあけている俺に朝比奈さんは「久しぶり。」と、そしてハルヒに向かって「久しぶりです、でもこの姿では始めましてですね。」 そして朝比奈さんは説明してくれた。「黄緑さんは情報統制念体によってコピーされました、そしてそのコピーはオリジナルを抹殺しあなた達を抹殺しに来ました、それを止めるために来たんです、他にも目的はあったのですが。本当はこういうことをしてはいけないんですが私にとっても規定事項なので大丈夫です。」 朝比奈さん(大)が説明を終えた後、ハルヒが突っ込んだ「あんた、誰なの?みくるちゃんのお姉ちゃんか何か?この姿って…」 その質問には俺が答えた「この人はここにいる朝比奈さんの未来の姿だ、何度か会った事がある。」 そして朝比奈さん。「そうです、なんなら今までにしたコスプレ全部言いましょうか?」と笑顔で言った。 そして真剣な顔をして続けた。「私がここに来たのは黄緑さんからあなた達を守るためだけではありません、もう一つ重要な仕事があるんです、でもその前にキョン君、涼宮さんにあなたの正体を教えてあげて下さい。」 「キョンの正体?」とハルヒがいいこちらを見る。 俺は言った。「そういえば言おうとして朝倉が来たんだったな。いいかハルヒ、よく聞け?俺の正体はな…」ジョンスミスなんだ、と言うつもりだった。 「そいつの正体はジョンスミスさ。」とまたドアの奥から人影が現れる。またも見覚えがあるやつだった、しかもいけ好かない未来人、花壇で会った奴だ。 なんでこの事を知っている?そんなことを考えているとハルヒが「キョンがジョンスミス…?本当なの?キョン」 「そうだ、俺は確かに4年前の七夕の日にハルヒに会って落書きの手伝いをしたジョンスミスだ。だが何でお前が知っている。」恐らくこのときの俺はきっとものすごい顔で睨んでいたのだろう。 しかし煽るようにそのいけ好かない未来人は言った。 「何故知っているかって?それは俺がジョンスミスだからさ。」 朝比奈さん(大)以外の顔が凍りついた。 こいつがジョンスミス?そりゃ俺だろう、こいつがジョンスミスなわけがない。それともジョンスミスって結構多い名前なのか? 昔の船長にそんな名前の奴がいたっけ? などと脳内で思考を巡らせていると、 朝比奈さんがまじめな顔でこう言った。 「キョン君、この人は未来のあなたなんです。それは間違いありません。そしてこの人の目的は…」 いけ好かない未来人が割って入った、しかもまたとんでもないことを言い出した、俺はその言葉にこいつがジョンスミス…つまり俺なのだということ以上にショックを受けた。 「涼宮ハルヒと朝比奈みくるの暗殺だ。もちろん過去の自分であるお前は殺さない、俺が存在できなくなるからな。」 なんだって?未来の俺が朝比奈さんやハルヒを殺す?一体全体何があったら俺はそんなことをするような人間になるんだ? 大体、朝比奈さんやハルヒを狙っていることを知っているはずの朝比奈さん(大)は何故何もしないんだろうかという疑問を朝比奈さん(大)に向かって視線に込めて送ってみた。 すると朝比奈さんは「まだ大丈夫です。」とだけ言った、まだ? そしてその未来人は続けた。 「俺の来た未来では朝比奈みくる、長門有希、古泉一樹、涼宮ハルヒはとっくに死んだ人間になっている。 涼宮ハルヒ、朝比奈みくるは俺に殺され、古泉は神人に敗れ、長門有希は朝倉に殺された。 そういうことになっている。しかしこいつらを殺すのは長門有希、古泉一樹が敗れた後、俺も難しいことはわからないがその両名が敗れたショックでハルヒが完全に能力を失うらしい、恐らく自分の能力で友達が傷ついたことで自ら能力を消したんだろう。 そしてそんな能力を持った涼宮ハルヒを殺し、まあ口封じっって奴だ、そして朝比奈みくるからTPDDを奪い殺し、ほんのちょっと未来のお前に渡してやるんだ。それで万事解決だ。」 いやいやいやこれはないって、絶対ないよ。何で朝比奈さんまじめな顔してんの?こいつおもしろいこといってんだから笑ってあげなよ。 などと考えていたらやっぱり朝比奈さんが「全部本当です。」 …やれやれ。 そしてその未来人は喜んでいいのか泣いたらいいのかわからんことを言った。 「そこでだ。当然朝比奈みくるのふけたほうがここにいるってことは当然勝ち目もあるってことだ。なぜか2つの異なった未来が繋がってしまったらしいからな、それも涼宮ハルヒの影響か?それに全部規定事項って奴ですか?朝比奈みくる。まあどうなるかはお前しだいって奴だな。まあがんばれよ」 朝比奈さんによると全部事実で間違いなさそうだ。 奴の言うと通り、俺達が勝つ道もあるみたいだしな。 って言うことはやっぱり長門、古泉を何とかしないとだめみたいだ。 長門、古泉両名が死ぬまでこいつはハルヒや朝比奈さんみたいに手をだぜないみたいだし。 長門は何とかなるとして、まず古泉を何とかしてやろう。 第六章
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涼宮ハルヒの24 シーズンⅠ市内探索 涼宮ハルヒの24 シーズンⅡそれぞれの休日 涼宮ハルヒの24 シーズンⅢ
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(分裂αパターン終了時までの設定で書いてます。) 朝、八時。 いつもならもう少し早く起きているところなのだが、何故か今日だけは寝坊した。 別に遅刻の可能性を心配するほどの遅れではない。HR前にハルヒと会話する時間が減る程度の話だ。 早い時間に登校すれば新入部員選抜についていろいろと面倒なことをぬかすだろうから、ちょうどいいと言うべきだろう。 眠気のとれない朝にきびきびと行動しろというのはとても酷だ。 トーストに目玉焼き、煮出しすぎて苦くなったコーヒーを腹に流し込み、だるい感じで家を出る。 犬がやかましいほど吠える家の横を過ぎ、大通りを歩く。 いつもより遅く家をでたからなのか、普段見る顔が少ないな・・・いや、高校生自体が少ない。 もしかすると、俺は思ったよりもヤバイ状況なのではないかという思考が頭を掠めた。 時計代わりにしているケータイを取り出そうとポケットをあさったが、無い。 ・・・寝ぼけて忘れてきたらしい。 余裕かましてたらたらと飯を食っている場合ではなかったな。 現在時刻も分からず、周りを見回しても北高の生徒が見つからない。 遅刻を覚悟するべきだろう。 ちなみに言うが、北高に通いはじめてからこれまで一度も遅刻したことなどない。 SOS団の集まりではいつも五分前どころか三十分前行動をしなければいけないくらいなんだからな。 久しぶりに、全速力で大通りを駆け抜ける。 効果音をつけたくなるほどの速さではないが、俺にしてはかなり急いでいるつもりだ。 こんなに走るのはいつ以来だろうか・・・などと考えているうちに、坂が見えてきた。 俺たち北高生を苦しめる早朝ハイキングコース。 通学路の最後の砦。最後の試練とも言うべきか。 持てるすべての力をふりしぼり(おおげさか?)坂道を駆け上がろうとしたその時。 ついさっきまで誰もいなかったはずの俺の眼前に 人が・・・急に現れたような感覚がして 止まれず・・・・衝突した。 「痛ってぇなこの野郎!!・・・って」 「痛た・・・って、あ!!」 「おまえは・・・」「あなたは・・・」 『昨日の!!』 俺がぶつかったのは、昨日文芸部室(現SOS団アジト)に来ていたあの子だった。 ハルヒの話を聞いたあと、自ら拍手を始めたただ一人の女子。 そんな無垢な少女に「この野郎!!」などと汚い言葉を吐いた自分を責める気持ちである、が。 その前にするべきは・・・早く起き上がることだった。 長門と同じくらいの背丈。体重は長門よりも軽いはず。 なのに一年生のころのハルヒと張り合えるくらいの胸を有している彼女は、 真っ直ぐ走る俺の真横から来たそいつは今、俺の上にかぶさっている。 大きすぎず、かといって物足りなさを感じるほど小さいわけではない胸が俺の体に・・・って!! そんなふしだらな考えをしている場合ではない。 通行人の視線が・・・ものすごく痛いからだ。 「頼むから、早く起き上がってくれ。周りの目が気になるから・・・」 俺の言葉で自分たちの置かれている状況に気がついたのか、急に驚いて飛び上がった。 「あ!!・・・・・ご、ごめんなさい」 「いや、こっちこそ悪かったな」 むしろ、ありがとうと言いたいくらいである。おかげで眠気が覚めたしな。 「急いでいたんだ。寝坊してな・・・ケータイ忘れてくるくらい寝ぼけてた」 俺のことを心配してくれたのか、 「そうなんですか・・・・大変だったんですね」 と気遣ってくれた。やはり、昨日来た一年生の中では一番優秀なのかもしれない。 「それで・・・今何時か分かるか? ケータイも腕時計も無くて分からないんだよ」 そう俺に言われて、左腕につけた腕時計をちらっと見た。 小さめの、かわいらしいアナログ時計だ。 「えっと・・・八時十七分です」 遅刻三分前だ。生活指導の教師が玄関で睨みを効かせてるころだろう。 この坂道だ。全速力でもどうなるか・・・・分かったものではない。 っと、不安がるばかりの俺の思考を、その女子の言葉が遮った。 「走りましょう、先輩!!」 久しぶりに「キョン」以外の名称で呼ばれたような気がするが。 「あ、あぁ」 日差しを跳ね返すアスファルト。くぼみにできた水溜り。 木々に芽生えた若葉。それにとまる虫たち。 まさしく春の風景というべき様子の坂道を駆ける。 ・・・初々しい後輩と共に。 「はぁ・・はぁ・・・」 「何とか間にあったな・・・ぎりぎりだ」 「そうですね、先輩・・・あ、先輩の名前って何でしたっけ」 「ん、名前か?」 「はい。先輩の名前って何ですか?」 ・・・ついに来た。俺の名前を出せる瞬間が!! 皆様、発表しよう。俺の、俺の本名は・・・!! 「・・・あ!! 思い出した!! たしか、「キョン」でしたっけ?」 少し遅かったようだ。 「え、いや、それはあだ名で・・本名はだな、」 「いいえ。団長さんが「キョン」って呼んでいるんですから、見習わないと」 そんなとこ見習わないでくれよ。 「じゃあ、また会いましょうね、キョンさん」 「あぁ・・・またな」 俺の名前を出せる日はいつになるのやら。 ・・・って待て。あいつの名前を俺は聞いていないじゃないか。 「おーい、後輩」 「何ですか? キョンさん」 「お前の名前、まだ聞いてなかっただろ」 「あたしですか? あたしは、[わたぁし]です」 [わたぁし]・・・以前かかってきた電話の主が名乗っていたかな。 「この前の電話はお前か」 「えぇ。 近くに住んでいる先輩に番号を聞いたんです」 誰だ。他人の電話番号を知らない奴に教えるなんて・・・。 個人情報保護法ってのがあるのによ。 「秘密です。言わないようにって言われたので」 ますます気になるが・・・。 「それよりも、ちゃんと名を名乗ってくれ。[わたぁし]じゃわけが分からん」 「あ・・・やっぱり説明しなきゃだめですか」 「説明って、どういう意味だ?」 「[わたぁし]って言うのには理由があるんですよ。えっと・・・生徒手帳どこにしまったっけ・・・あ、あった」 生徒手帳を出した後輩は、顔写真の貼ってある方を俺の目の前に出した。 そこに書いてあった文字を見る。 「渡 舞衣。普通なら[わたり まい]って読むんですけど」 「[わたし まい]って読むわけか」 それで一人称を「あたし」にしないとややこしいわけだ。 [わたぁし]と強調するのは「わたし」と区別するため、か。 お互い、変な名前なんだな・・・ホントに。 「そういうことです。それじゃ!!」 そう言って、一目散に駆け出していった。 元気があって初々しい。一年生の鑑だ。 ・・・さて、俺もそろそろ教室に向かわなくてはいけないな。 チャイムが鳴ってしまう前に。 谷口や国木田、そして我がSOS団の長。 涼宮ハルヒの居る教室に。
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【作品名】ハルヒシリーズ 【ジャンル】アニメ 【名前】 涼宮ハルヒ 【属性】 世界の中心 【大きさ】人間並み 【攻撃力】一般的な体育会系女子高生並み&金属バット 【防御力】一般的な女子高生並み(体操着) 【素早さ】一般的な体育会系女子高生並み 【特殊能力】 新しい時空を生み出し、その時空に移動する。 次元断層の隙間に閉鎖空間を生み出す能力の延長線と思われる。 この新しい時空は最初の内は元の時空と繋がりが有るが、極めて入りにくい。 次元断層の隙間の閉鎖空間に入れる能力者が何人も(少なくとも7~8人)全力を振り絞り、 ようやく幻のような存在を一人送り込み、数分の伝言を届けられる程度。 長門有希も干渉を試みたが、新時空のパソコンに文字情報を送り数分間会話するのがやっとだった。 しばらくすると(長くて数時間)、本来の時空間との連結が完全に消滅し、 更にしばらくすると、本来の現実空間が閉鎖空間に変わってしまうらしい。 古泉曰く『世界の破滅』。 これによる勝ち、あるいは『優勢・封印勝ち』を狙う。 現実空間が閉鎖空間に変わるのに掛かる時間は作中の記述から推測して 長くてもせいぜい丸1日程度。現実空間側からは干渉できない。 世界から逃げられる奴なら別世界に退避してドローには持ち込めると思われる。 ……と、考えたいところだが 実際には世界は滅びていないので単なる時空生成能力である可能性がある。 【長所】 とりあえず運動能力は人並み以上。 【短所】たとえ目の前に宇宙人や未来人や異世界人や超能力者がいても気づかない可能性がある。 この能力で世界を破滅させた実績が無い。(能力を使った時点で逃亡負け) 【戦法】殴る 【備考】アニメなら主人公じゃね? 野球大会のやつで参戦 vol.1 306 名前: 格無しさん [sage] 投稿日: 2009/01/07(水) 19 32 36 涼宮ハルヒ考察 能力的に一番下
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涼日P(りょうび) BB祭りでデビュー 最新作 ネタ☆MAD支援動画 代表作 ニコ動一覧 タグ マイリスト タグ一覧:P名 P名_り デビュー2008.7上旬
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声優 か行検索 名前:金本 涼輔 よみ:かねもと りょうすけ 性別:男性 誕生日:9月2日 出身地:岡山県 血液型:- 所属:青二プロダクション 出演作品 2012 TV - パパのいうことを聞きなさい! - アナウンス 関連商品 声優 か行検索
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涼宮ハルヒの遡及Ⅲ 「え……? この世界に来るまでにいくつかこの世界のパラレルワールドに行ってたって……?」 「そういうこと。まあ、あたしはキョンくんとあんまり関わりがなかったんで別の世界に着いて、あたしの知ってるキョンくんじゃないって判断できたらさっさと戻ったんだけどね。蒼葉の方は少し関わってきたみたい」 「パラレルワールドって実際にあるんですか!?」 「だって、ここに行き来したあたしがいるし。なんならどんな世界だったか教えてもいいわよ。あ、先に言っとくけど、基本的にはこの世界とほとんど変わんないからね」 「ふわぁ……でも、パラレルワールドってどうやってできるんですか?」 「ううん……これはあたしたちの世界の並行世界の論理に基づいた考え方になるんだけど……そうね。あなたたちにとって時間は可逆? それとも不可逆?」 難しい話じゃないな。だいたいここにいる人間の内に一人、未来人さんがいらっしゃるし、それをハルヒも知っている。てことは不可逆なんて誰も思っていない。 「もっちろん! 可逆ですよ!」 ほらな。ハルヒならこう答えるさ。 「なら話は早いわ。あたしたちの世界でも時間遡行は可能だと考えられている。でないと並行世界の根源の理論が成り立たないからよ。たとえば、キョンくん。あなたが時間遡行できるとする」 どき。 な、なんか見透かされているような気がしたんですけど…… 「そんなあなたがある日、ケーキを食べたとするわよ。ただ、そのケーキが痛んでて翌日、腹痛を起こした。でも、その歴史は嫌なんで時間を遡って今度はケーキを食べないことにした。当然、翌日は腹痛を起こさない」 だろうな。てことは歴史は変換され上書きされたってことだ。前に古泉の言っていた理論と言うよりもちゃちな推論と同じだな。 「ここで質問」 ん? 「じゃあキョンくんが腹痛を起こした世界はどうなったと思う?」 どう……って……歴史が変わったんだから無くなっちゃうんじゃね……? 「どうして消えてなくなるのかしら? ひょっとして一個人の力ってそんなに大きなものだと思ってる? 変えられたのは『キョンくんに関わった歴史』だけなのよ。それなのにこの世界――全宇宙を含めた想像もできないような広大な世界が上書きできるとでも? こう言っちゃなんだけどあたしも含めて『人間一人の歴史』なんて大宇宙から見ればチリの一つにすらならないわ」 「あ……それは確かに……」 ハルヒが驚嘆のため息を漏らし、俺もまた愕然とした。 「そういうこと。この時間遡行ができる人が分岐点を創り上げて、そこから木の枝分かれのように、本当にほんの少しずつだけど新しい世界を形成していってる、これがパラレルワールド=並行世界の起源、って考えられているのよ。もちろん、分岐した側の世界は分岐前の世界よりも進んでいるし、これは時間が可逆じゃないと説明できない」 てことはつまり、俺が腹痛を起こした方の世界も存在するってことになるんだ。いや待て、それじゃその世界の俺は? 居なくなるのか? 「さて、それはなんとも言えないわね。実際に、あたしは時間遡行、タイムテレポテーションの魔法は持ってないし結論付けることはできないんだけど、いちおーあたしたちの世界だと二つの考え方が存在しているわ」 「あ、それはなんとなく解ります! 別のパラレルワールドの本人が移動してくるか、それとも神隠し扱いにするか!」 ハルヒの奴、即答しやがった。本当にこういう話になると目ざとい奴だ。 「大正解♪ まあ、これは本当に仮説の域を出ないんだけどね。だってどっちにも確証って論理が存在しないから」 しかし、これはなかなか俺も興味深い話だ。 去年の十二月に長門が改変した世界、あれは今でも並行世界として存在し続けているってことになるんだからな。今の話が事実だとすれば。 「そろそろ、その世界はどんな世界だったのか、を差支えなければ教えていただけないでしょうか」 だろうぜ。この話は古泉の興味も引くだろう。 こいつはなんだかんだ言っても『未知』が『現実』になったときにかなりの興味を示す。 ある意味、こいつが所属する機関と敵対関係にあるはずの未来側のタイムトラベルに対してでさえ並々ならない関心を持っているからな。 「そうね……あたしが見てきた世界だと――まあ大抵はキョンくんとハルヒさんが付き合ってる世界が多かったかな? 毎回毎回キスしているようなのやら、それよりも深い関係になってあんなことやこんなことをしてるのもあったし、と言うか、バカップル化してんのが異様に多かった。んで、それに共通して言えるのはまったく人目を憚ってなかったってことね――って、どうしたのよ? キョンくん、アサヒナさん、ハルヒさん、顔を真っ赤にして俯いて」 そ、そんな話されたら誰だって……! 見ろよ、古泉だって汗を滴らせながら苦笑を浮かべてるじゃないか。唯一、平然としているように見えるのは長門だけだ。 もっとも、俺にしか分からんだろうが、その長門も少し困惑しているみたいなんだがな。 「な、なんであたしがあんたなんかとそんな関係になってるのが多いのよ……」 「俺が知るか」 ハルヒの完全に意識してしまった強気なのにちらちら横見視線に俺も返す言葉がない。 「初々しいわねぇ」 「俺たちはまだ十代半ばなんです! そんな話に免疫があるわけないじゃないですか!」 にこにこ笑顔のアクリルさんに俺は思いっきりツッコミを入れるしかできなかった。 が、それでもその空気を読んでいるのかいないのかさっぱり分からん問いかけは意外な人物から発せられた。 「あなたが見てきた世界は理解した。では、あなたが先ほど言ったアオバなる人物が見てきた世界についての情報は?」 そう、発信源はなんと普段は我関せず無関心を貫きまくる長門なのである。 ん? 何でそんなことが気になるんだ? 「蒼葉が見てきた世界、ね……もしかして、あなたは何かに気づいているのかな?」 「そう。あなたからはわたしの匂いがする。理由を知りたい」 匂いだと? 「彼女からはわたしの存在形態パターンの残留痕跡を感じる。それは端的に表現すると『匂い』。しかし、語弊があるが、わたしは今日初めて直接、彼女と出会った。と言うことは、可能性としては彼女は別の並行世界のわたしと遭遇したと予測できる」 なるほど。 「その通りよ。別の並行世界のあなたがあたしたちの世界に迷い込んだの。まあ世界が違っても本人は本人だからね。自分自身をあなたがあたしから感じても不思議はないわ。あーでもその因果は言わない方がいいのかな?」 ええっと、その言い方は余計気になるんですが? 「本当に知りたい? さっきの話でさえキョンくんたちは付いてこれなかったのに?」 「……と言うことは、その世界では有希がキョンとただならない関係にあるってことなんですね?」 って、おい! そりゃここにいる俺じゃないんだから、百獣の王・ライオンですらビビって逃げ出しそうな視線で俺を睨むなっての! とまあ結局、午前中はこうやって異世界の話と理論で盛り上がり、歌を一曲も歌うことなく過ぎ去っていった。 ……なんか勿体なくないか? しかし……歌以上に貴重な話を聞けたと思えばそれはそれで得した言えないことも…… で、なぜかは分からん。 いや、分からんことはないわな。ハルヒがいれば厄介事というものはどんな状況からでも、あたかも餌に群がる鳩のようにどこかしらから集まってくるわけで、しかも、そいつらはまるで猿山のボス決めのように競い合い、勝ち残った『一番強力』な厄介事だけが俺たちの前に現れることを許されるという決まり事が存在するんだ。 いいか。ハルヒの前に、じゃない。あくまで俺たちの前に、だ。 つーわけで、いつも通り、もはや日常と化していると言っても過言ではない『厄介な』出来事が俺たちの目の前に現れたのである。 UMAとか心霊現象とか言った特殊なプロフィールを持つ『者』なら話してみれば案外友好的かつ平和的に接することが可能なのかもしれんが、特殊なプロフィールを持つ『事柄』はどうやら勝手が違うようだ。 しかも、今回はなんとハルヒも巻き込まれたんだ。 いったい何がきっかけだったんだろう。 もしかしたらこの会話がネタフリだったのかもしれない。 「……クリエイター?」 「そうよ。それだけ想像を強く望むなら紙上に表現すればいいじゃない。そうすればあなたの『想像』は文字通り、『現実』で見られるわ。頭の中に置いてたって誰の目にも――そしてそれを一番望むあなたの目にも留まらないわよ」 不思議探索パトロール午後の部。 今回はアクリルさんも含めて班分けしたのだが……アクリルさんもよく付き合ってくれるな。こんなことに。 てことで、班分けは俺、ハルヒ、アクリルさんと古泉、長門、朝比奈さんになったんだ。 まあそれはいい。それはいいのだが……「何か不思議なものを見つければいいんでしょ。で、それはどんなふうに不思議だったらいいの?」とアクリルさんが言ったことが問題だった。もちろん、ハルヒは自信満々にUMAとか心霊現象とか言い出したんだが…… そう……あろうことか、アクリルさんは本当にソレ系を見つけてしまったのである…… いや、見つけた、というのは表現が違うな。 何と言うか……『出現』させやがったんだ…… 「もうキョンくんも機嫌直してよ。反省してるから。あたしだってあんな騒ぎになるなんて思わなかったんだし」 苦笑満面に俺に語りかけてきてくれたのはたぶん、俺の不機嫌極まりない表情が目に入ったからだろう。 実は、俺とアクリルさんがハルヒの両端を固めているので、当然、ハルヒに話しかけていれば、何かの拍子がなくても俺が目に入る。 「そうですね。お願いですからもう二度とやらないでください。召喚魔法なんて」 「あははははははは。いやぁ、この子が『正体不明の生き物を探す』って言ったもんだからさ。なら、見つかればそれで目的達成できて、後の時間を遊べると思ったからよ。そっちの方がキョンくんも嬉しいんじゃない?」 そりゃ否定はしませんが。 「いいじゃない。さくらさんはあたしのためにやってくれたんだから。それに、あの場にいた人たちの記憶って消したんでしょ。なら問題ないじゃない」 ハルヒは思いっきり満足げな笑顔を浮かべている。 問題とかそういうことじゃなくて、お前がこういう存在がいるってことを認識することの方が怖いんだから仕方ないだろ。 「それにしても、ああいう人に見えない霊とか妖怪って本当にいるのね。こういうのもなかなか面白いじゃない」 ……こういうの“も”か。 お前の口からこの助詞が聞けるなんてな。入学したての頃のお前はこういうもの“しか”追いかけてなかったってのに。 俺はふっと自嘲のため息をついていた。 ――心配いらないわよ。ちゃんとフォローしてあげる。教えてもらった手前、確かにキョンくんが恐れる気持ちも解るから―― え? ――今、あたしはキョンくんにテレパシーで話しかけてる―― そ、そうか……俺の頭の中に声を響かせたのはアクリルさんか……つか、こんな真似ができる俺の知り合いなんざ、ここにはこの人しかおらん。 ふと、アクリルさんに目をやると彼女はウインクしてくれていた。 「でもハルヒさん。あくまであれはあたしがいたから出来たこと。要するにあれができるのは特殊な『眼』がいるってことね。見るためにそういう『眼』にできるのはあたしのような魔法使いだけよ。たまに『霊感が強い』って人がいるのも事実だけど、その人たちは自分の本当の『力』を自覚してないってことなのよね」 「そうなんですか? じゃあ、霊感が強い人って本当は魔法使い?」 「まあそうね。でも、それはそういう方面の魔法。ただ本人が自覚しないと自由自在に使えないし、ついでに自覚してもそれを自由自在に使えるようになるまでには相当の年月を必要とするわよ。なんせ色んな魔力の構成を理解しないとできないから」 「はぅむ……」 「あたしたちの世界でも『魔法』が認知され本当に使えるようになるまでに数百年の時間が必要だったもの」 「そっか。じゃあ、仮に今、発見できたとしてもあたしの生きている間はほぼ不可能に近いですね」 「そういうこと。もっとも遠い未来は分かんないけどね」 「そっかそっか、じゃあみくるちゃんに聞いてみようかな? 未来の世界に『魔法』があるのかどうか」 やめとけ。というか時間遡行自体が魔法みたいなもんだろうが。高度に発達した科学は魔法と見分けがつかないって警句を聞いたことがある。 「確かにね。どっちも『人の力』が作り上げるものだから」 アクリルさんが同意してくれますか。なんか違和感を感じるな。 「そういうものなんですか?」 「そういうものよ。だからね、さっきの話に戻るけど、本当にまったく白紙の状態から想像を短時間で現実化できるのはクリエイターくらいなもんね。なら即座に現実化を求めるハルヒさんはクリエイターに向いている気がする」 ……それは色々な意味でヤバい表現なんですが…… 「クリエイター、か……」 「小説でも漫画でも構わないわよ」 つうか……ハルヒは文字通り『創造主』なのだが…… いや待てよ。ひょっとしてアクリルさんの考え方はある意味、俺たちに平穏をもたらすんじゃないか? なんたってどんなにトンチキな妄想だろうと、それはすべて紙の上でしか起こらん訳だからな。しかも、『作家』ならまさに文芸部の通常業務だ。 「そうですね。やってみようかしら。何か面白そう。小説とか漫画を創作することが自分の想像を現実にする、なんて考え方、思いもよらなかった」 おぉ! これは長門はハルヒの情報奔流の理屈を大好きな読書で堪能できるし、古泉は『役割』なんて(たまにバイトはあるかもしれんが)ウザったい使命からも解放されるし、朝比奈さんの未来に影響するものだけを労せず自分の意志で選べるじゃないか。んで、これでようやく何の特殊な肩書を持たない俺も単なる一高校生としてようやく一歩目を踏み出せるってもんだ。誰にとってもいいこと尽くめって気がするぜ! 「ん! じゃあ、まずは道具をそろえないとね! そうね、パソコンは部室にあるから、小説は差し障りないけど、マンガとなると絵を描く周辺設備が必要になるわね。スキャナとかペンタブとかソフトとか買いに行きましょう!」 とびっきりの笑顔を浮かべたハルヒが俺の手を引っ張って量販店へと舵を切った。 おう、俺ももちろん付き合うぞ。なんたってこれはこれまでとは違う、そして誰もが望む世界への第一歩なんだからな。 結局、この日はお絵かきソフトを一通りそろえて終わった。 「あたしは何かプロットを考えてくるわ! 明日見せてあげる! てことで明日もここに朝9時集合よ! あ、さくらさんもいいですか?」 「まあ、構わないわ。じゃあ明日までこの世界にいてあげる」 「ありがとうございます!」 そう言って、ハルヒは輝く笑顔を見せて帰宅の途に付いたのである。しかし、今からどこかに遊びに行くような軽やかな足取りだったな。 んで、ハルヒが去ってすぐ、 「どうされたんです? 涼宮さん、いたくご機嫌のようですが。おまけに何かイベントを思いついたようですけど」 などと爽やかスマイル超能力者が話しかけてきた。 ええい! だから顔を近づけるな! 息を吹きかけるな! 気持ち悪いんだよお前は! 「そりゃお前、異世界人とのひとときを心ゆくまで堪能したし、UMAも心霊現象も見つけられたし、ついでにやってみたいことが見つかったからだろ。三つもあいつにとっての『楽しいこと』が見つかればそりゃ、あいつじゃなくても上機嫌になるもんだ」 と答えて俺はさりげなく離れる。 「やりたいこと?」 「ああ。さくらさんがな、うまくハルヒの力をある意味、封じ込める提案をしたんだ。それをハルヒがえらく気に入ってな。もしかしたらこれからは異常現象が起きんかもしれん提案だったぜ」 「そうなんですか? でしたら僕もこれからは普通の一男子高校生として友との青春を謳歌できる日が来るかもしれないんですね」 うぉ! お前! なんだその希望に満ち溢れた笑顔は! 「僕らの望みは現状維持、しかも涼宮さんが世界を揺るがすことのない無茶以上をしないとなれば、こんな嬉しいことはありませんから」 「具体的には何を涼宮ハルヒに吹き込んだ?」 とと、長門がアクリルさんに聞いている。ああ、心配するな。ハルヒの情報奔流メカニズムの研究もできる提案さ。 「ん? 単にクリエイターになってみたら? って言っただけよ。そうすれば即座にあの子の想像が現実化するじゃない。無理に探さなくてもそこに現れるしね」 「なるほど」 な、いいアイディアだろ? 「ええ、それは確かにすばらしいアイディアです! 紙の上で起こる超常現象であれば現実世界には何の影響も及ぼしません!」 って、おーい古泉? 何かいつものお前と違うぞ? 「それじゃあとりあえずまた明日、ですね?」 そうですね朝比奈さん。じゃあまた明日。 そう言って、俺たちもそれぞれの帰宅の途に付くことにした。 ちなみに俺は今回は自転車で来てない訳だから…… 「そ、そんなにスピード出さなくてもよろしいですよぉ! あ、あと、絶対に手を離さないで下さいね!」 ……再びアクリルさんと供に空中遊泳を満喫したのである……ああ、俺はぜっんぜん楽しくなかったがな…… と、このときは本気で思っていたんだが……どうも俺はハルヒの力とやらをまだまだ過小評価していたらしい。 それはアクリルさんも同じで、後々、自分の発言を激しく後悔したのではなかろうか。 いや推測じゃなくて確信だな。アクリルさんも間違いなく後悔した。 だからこそ、少し見落としがあったんだろう。 それは突然訪れた。 涼宮ハルヒの遡及Ⅳ
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名前 涼城 武 コードネーム “影針” シンドローム エンジェルハィロウ/ノイマン/キュマイラ ワークス/カヴァー UGNエージェント/朝倉の客人 身長/体重 181cm/75kg 性別/年齢 ♂/28 設定 朝倉 順二が個人のツテをたどって招いた遠方の支部で働いていたエージェント。涼城という家がそもそも裏のよろず荒事屋のような素性の血統であり、20年前に発生したレネゲイドに武力として目を付けた涼城と、伝え鍛えられた素地としての戦闘技能の高さに目を付けたUGNアクシズの利害が一致した形で長年UGNと提携して活動してきた。その中でも彼は安定した能力と高い戦闘能力を持つ第一の使い手であり、彼自身が単なるエージェントではなくアクシズからの命令を直接受けて動くオフィサーエージェントである。 彼が那珂沢にやってきたのはかつて能力を暴走させて“脱落者”の烙印を押されて処分されかけた涼城 智を改めて処分するという大目的があったため。朝倉 順二とはコネがある相手として滞在場所の確保と“口実”のつじつま合わせ(あくまで朝倉 順二の要請で来たという形を取りたかった)、情報提供の代わりになにかあった時の戦力を提供するという約束だった模様。 現在、UGN那珂沢支部に身柄を確保されている。かなりの手傷を負ったため少しの間は動けないかも知れないが、果たして…… コメント一覧 名前 コメント すべてのコメントを見る